リップルが上場をした【インド】での仮想通貨事情

今、ネットワーク社会の先頭を走る国がアメリカ、そしてインドです。日本の技術や大学、コンピューターテクノロジーは、今や他国からどんどんと遅れを取り、長年トップを走っていた東京大学の研究機関はアジアの中で、もはやベスト5にすら入っていません。

しかし、貧富の差など様々な問題を抱えるインドでは、20174月、それまでの高額紙幣の廃止と新しい紙幣の導入を発表した直後、ATMでの現金が不足し、市民が銀行口座から現金を引き出せない、といった事態が起こりました。

 

インドにおける仮想通貨

そこで、日本以上のコンピューターテクノロジー社会となっているインドの上流階級層では、仮想通貨での取引が進み、ビットコインユーザー数が急激に増加し、取引量がわずか1週間で倍に増える、ということになりました。

そして、それは2017年末でも変わらず、1日あたり最高5000人といったユーザーの新規登録があり、取引のユーザー数が、わずか1年で10万人から70万人になったと、発表されています。

しかし、こういった経済の流れを危惧するインド政府は、「インド政府においての取引では、ビットコインは合法的な入札はできない」「仮想通貨取引所は、インド準備銀行(中央銀行)によって、未だ緑の光(安全なもの)と認められていない」と発表しました。

それに対して、ビットコインユーザーと、取引所では『ビットコインの合法化を求める15,000以上の署名』というものを政府に提示し、合法化を求めています。

インドと日本の違いは、日本ではこういったニュースが流れると、ほとんどの国民が「仮想通貨は悪者」「仮想通貨は詐欺に違いない」というイメージが定着してしまい、新しい流れに乗り遅れてしまうことですね。こういったことが、かつてアジアでナンバーワンと言われていた日本の技術を下降させている要因かもしれません。

さらに、インドという国のすごいところは、こういった運動に応えて、インド準備銀行が独自のブロックチェーンや台帳を用いて、仮想通貨「Lakshmi(ラクシュミー)(仮)」(富と美をつかさどる女神)の開発を準備しているというところです。

 

リップルのアジア進出の中でのインド

 

 

2018年に入り、躍進しているリップルでは、アジア諸国での動きが活発化しています。

SBIリップルアジアは2017年度内をめどに、日本と韓国の銀行間で仮想通貨を使った送金実験を始めました。

そして、2018211日、リップルが、カナダ・ドバイに続きインド最大の取引所zebpayで上場しました。

すでに29日には、インドの主要な仮想通貨取引所が取引通貨にリップルを追加しています。この発表で、300万人以上の仮想通貨のユーザーがアプリ上でXRPを取引できるようになりました。

インドでは今なお規制が厳しく行われています。しかし、ビットコインユーザー同様、リップルのユーザーも増加が見込まれます。

また、29日には、中国の大手商社が顧客からの、リップルの支払いの受け入れを行っています。

アジア全体でリップルが動き始め、大型の取引が開始されれば、元々仮想通貨に対して、前向きなインド国民の間で、ますますリップルへの関心度が高まり、ユーザーが増えることが予想されます。

 

インドからアジアへ

仮想通貨の良いところは、紙幣の作り替えによる混乱や、偽札による危険性がないことです。インドではこういった点で、ちょうど仮想通貨が受け入れられやすい体制が、できていたのかもしれません。

今アジアで最も、経済発展が見込まれているインド。インドでの仮想通貨の利用が、日常的になれば、すでに銀行間での手数料が無料、また海外送金の手数料が少額で行えるリップルは、中国・韓国でも一般的に利用する人が増えていきます。

日本では、まだまだ関心度が低く、一部のユーザー間での利用に限られているリップルですが、アジア諸国の動きによっては、のんびりしている、というわけにはいきません。