いまやニュースでは毎日のように報道されている「暗号通貨」。その中でも特に話題になっている「リップル」とは、どのような暗号通貨なのでしょうか。
今回は話題の暗号通貨である「リップル」について解説していきたいと思います。
そもそも暗号通貨とは?
リップルの解説の前に、まず簡単に暗号通貨について説明をします。
暗号通貨とは、サトシ・ナカモトが考案した「ビットコイン」と、それを改良して作られたコイン群、またそれらに影響されて新たに開発された「仮想通貨」のことを言います。
通常の通貨とは異なり、その価値を保証するのは国家ではなく利用者であるというところが一番大きな特徴です。
ビットコインに関しては、初めて発行された2009年と比べるとその価値は約150万倍にも上がっています。
今や投資家で暗号通貨のことを知らない人はいないほどの存在となっています。
リップルとは?
リップルとは、2004年にプロジェクトがスタートした決済プロトコルのことです。
そしてリップル社が2014年に発効した暗号通貨が「XRP」です。
リップルは暗号通貨としては他の通貨とは違い特殊で、単一のオンライン通貨ではないという特徴を持っています。
わかりやすく例えると、ビットコインは現物(実在はしないが)なのに対して、リップルは金銭取引サービスのためのトークンなので、厳密には通貨ではないとも言えます。
ただ、ビットコインなどと同じように暗号通貨としての売買ができるため、同様に取り扱いがされています。
リップルが他の暗号通貨と比べて優れている点
リップルが注目されていると述べましたが、どのような点がほかの暗号通貨と比べて優れているのでしょうか?
ここではリップルが他の暗号通貨と比べて優れている点を2つ紹介します
送金スピード
暗号通貨の弱点の一つが、ウォレット間の送金や、暗号通貨を現金化するまでに時間がかかる点です。
ビットコインを例に挙げると、現金化までに3時間以上かかることはよくあることです。長ければ数日かかることも珍しくありません。
対してリップルは、早ければ3秒ほどで送金が完了します。
実際にリップル社がツイッターで紹介していた決済処理の動画があります。
ご覧の通り、ほかの暗号通貨の取引処理時間が60分~短くても2分ほどであるのに対し、リップルのXRPはほんの一瞬で送金が完了しています。
送金の利便性で言えば、暗号通貨内では最速といっても過言ではないでしょう。
取引手数料
リップルのXRPは暗号通貨の中では送金手数料がずば抜けて安いです。
暗号通貨のもう一つのネックが「送金手数料」の高さです。ビットコインであれば、送金手数料に数千円かかることも珍しくありません。
しかし、XRPはその千分の一ほどの手数料で送金することが出来ます。
これも、リップルが厳密には暗号通貨ではなく送金システムであるからこそ享受できるメリットであるといえます。
リップルのの価格は?
2014年にXRPの発行がされたさい、1XRP=0.05円ほどでした。
そんなリップルですが、2018年1月に1XRP=384.61円を付けました。現在の値段は1XRP=120円前後と少し値を戻していますが、2017年にはリップル社のSWELLも行われましたし、また2018年からはXRPのロックアップとその解除が開始されましたのでこれからまだまだ上昇する可能性があると考えられそうです。
与沢翼氏が2億円をリップルに投資!
さて、暗号通貨の中でも注目されているリップルですが、なんとあの与沢翼さんも投資をしているらしいです。
彼も暗号通貨の中ではビットコインではなくリップルを推しているそうです。
2億あったうちの半分はすでに売却をしているそうですが、いまだに1億をホールドし続けているそうですので、今後も注目を集めそうですね。